ながの門前まちあるき2月レポート
2月のながの門前まちあるきは
Cafe&Gallery MAZEKOZE の運営を中心に店舗・住宅をはじめ
各種空間のデザイン・設計・施工・製作を行っているリキトライバルの小池さんが案内人でした。
(同行はスタッフ平野です)
今回は『マゼコゼのつくり方』と題して、小池さんが手がけたゲストハウスpise、椒、ツルーガを周り、
最後にマゼコゼさんにて物件選びから薪ストーブ、経営についてお伺いしました。
まず1箇所目はゲストハウスpise
オーナーのサンボさんが外国から持ってきた扉を使って入り口を作ったり、
尖ったゲストハウスをイメージして店先に鉄の飾りを作ったり。
一昨年奥にオープンしたサウナも小池さんが仲間と一緒に土を塗りました。
2箇所目はツルーガ
アドイシグロ(看板屋さん)のラボラトリオとしてアドイシグロの石黒さんからお話を受けて設計を担当。
最初のテーマはメキシコ。(光ハイツの一室をメキシコ風に手掛けてもらい、それが気に入った背景あり)
話していったら奥さんのつねこさんの「どちらかというとコスタリカかしら?」の声でコスタリカイメージの空間になったそう。
奥にある”TuLuLu”は、演奏や上映会などで使われています。
反響具合が演奏している側からしたら心地よいそう。
入り口にあるキッチン”TuLuGaYa”には曲線のカウンターキッチンが!
こういった形のカウンターは見たことないので、全員釘付けでした〜
いろんな人に使って欲しいと、貸し出しもしているそうです。
持続可能性をテーマに活動している小池さん。
ここでは、「これはどこの木でどういうルートで来たのかがわかる材でないと使わない。」話や
年月が経って朽ち果てた時に自然に帰る材をできるだけ使うといったお話がありました。
実際に写真手前にある木は、上越の海から拾ってきた流木。
このあといったマゼコゼのストーブも、壁を抜いた時に使わなくなった土を練り直して成型して作ったもの。
買ったものではなく、もともと壁だった土ということもありその分愛着が湧きますね
3箇所目は権堂にある椒
今回は店主インド旅行中で、中は入れず。
前はそば屋さん「かんだた」にいく通り沿いにあった入り口を道路側に変更、
看板を照らしているライトも小池さんが作ったもの。
スパイスカレー美味しいので、営業再開したらぜひ行ってみてください!
ちなみに店内は写真撮影NGなので、目に焼き付けてくださいね
最後に小池さんが運営をされているマゼコゼに行って
マゼコゼの場やアートの話を。
看板犬レインがお出迎えしてくれました。
1Fはカフェ、2Fがギャラリーになっています。勿論お茶だけでもOK。
店内に並ぶ本は一部販売もしています。
小池さんの言葉で印象に残っているのは
「美術館に行けばアートは見れるけど、行かないと見れない。
より近くにあるまちなかのアートはアートじゃないのか。」
「極端にいえば作品はなくてよくて、
山に行けば感じるものはいくらでもある。」
「アートが続いていくために、アーティストにお願いをするのではなく
無茶振りする。アーティストを使っていく。」
今の場所でマゼコゼをスタートさせて15年。
持続可能性をテーマに空間設計、アーティストやまちとの関わりを行ってきた小池さんならではの言葉だなと思い
場づくりとは、アートとは何なのか、何のためにやるのか、考えさせられるいい時間になりました。
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小池さんは、「共に創造すること。一緒に考える、一緒につくること」を実行するため
WSのように依頼主や若手、一般参加者に技術を教えながら一緒にやることに力を入れています。
店舗や住宅などの大きい依頼から、棚などの小さな依頼をしたい方や
一緒に手を動かしたい方いましたら
ご相談・ご依頼は直接小池さんへお願いします。
3月のまちあるき
3月のまちあるきは
3月22日(土)13:30から
案内人は、長野市都市計画課の髙山大輝 (たかやま だいき)さん
タイトルは、『都市計画の境界線を歩く』です。
空き家や空き地を利活用する際に無視できない都市計画図を片手に、用途別に色分けされた境界線を実際に歩きます。
コース
東町(元問屋街のリノベエリアを都市計画の視点でみる)
↓
三輪田町(同じ町内で別の用途地域になっている理由)
↓
横沢町(住宅街に商業地域が遺されている理由)
↓
城山萬佳亭東のあずまや(都市計画図と長野市全域を見比べる)
<開催概要>
時間:13:30〜15:30
参加費:1000円
定員:10名
申し込み:電話 026-219-2280
メール info@r-depot.com